こんにちは!
前回は、英会話が成果を感じにくい理由についてお話ししました。
今回は、長い目で見た英語学習の成果と、親御さんが家庭でサポートできることについてお伝えします。
私はこの仕事を始めて30年になります。
その中で強く感じているのは、「どんなお子さんでも、毎週通い続けることで英語が身につく」ということです。
成果が早く出る子もいれば、時間がかかる子もいます。
でも、地道に通い続けている子は、中学や高校になる頃には「英語アレルギー」がなくなり、自分から学ぼうとするようになります。
特に、小さな頃に成果が見えなくても心配しないでください。
それよりも、親御さんがイライラせず、淡々と送り迎えを続けてくださることが大切です。
そのように支えていただいた生徒さんたちは、みなさん高校や大学でも自信を持って英語に取り組んでいます。
また、親御さん自身が「英語は苦手」と言うと、子どもたちも「自分も無理かも?」と感じてしまいがちです。
実は、私自身、子どもには英検を受けさせませんでした。
でも、日常生活の中で海外の文化に触れる機会を作り、「海外ではこうだよ」と話をしたり、一緒に映画や音楽を楽しんだりしました。
それが功を奏したのか、英語が苦手だった子どもも今では英語が好きになり、留学したいとまで言うようになりました。
親御さんができるサポートは、「試験の結果」に囚われすぎず、英語を楽しいもの、身近なものとして子どもたちと共有することだと思います。
5年後、10年後に英語を使えるようになることだけでなく、世界の価値観に触れて、広い視野を持った子どもに育ってほしい――そう願いながら、これからも子どもたちを見守っていきたいと思っています。